NEXUS UTILITY

V.A. NEXUS UTILITY歌詞
1.Dive Drop -album version

作詞:赤髪
作曲:赤髪

遠くで響く声 僕を呼び 続けた
薄れ行く意識は夢へ落ちる

ユラユラ漂う 無意識が 答えた
誘われるように手は 扉を押した

開かれた 広く青い世界
雲の上に立って 見下ろす手は震えても
君が呼ぶほうへ飛ぶよ

光舞う 大空に落とされ
強く大きく息を吸って 君を呼んだ

抗う手 握り締めたその地図に

君へ贈る たくさんの奇跡描いて
君が待つ その場所へ 届けるよ

心の奥底 光はもう届かない
沈む体 圧力に軋んだ

震える 言葉は あなたを呼び続けた
押しつぶされそうな 心の声

閉じられた 暗く 何もない世界
空から隠した 誰もが目をそらす場所で
叫び続けているんだ

光射す 救いの手は突然
少しづつ力強く 開かれていく

目を凝らし 疑う目に飛び込んだ

押しつぶされ そうなこの場所であなたは
大きく手を広げ 笑っていた

暗く重たい雲は その笑顔で消し飛んだ
届いた声はここまで 心の底まで
繋がった 手と手は 片手より両手で

傷だらけの手に 強く握っていた地図は
初めから 白紙に落ちた 小さな涙の跡

この地図が奇跡で埋まる頃に
もう一度 心の声を 辿っていくよ

心の奥底で僕らが残した

涙で描いた 目印を握り締めて
消えていく この世界を 抱き締めた


2.Oneself

作詞:赤髪
作曲:赤髪

横殴りの雨に打たれて
弾ける雫 目で追う
水たまりに 写る姿を
踏みつける 瞬間

喉まで出かけた言葉は いつでも喉に詰まって
本音はいつだって二の次にするんだ
人目を気にする僕は 捨てきれない
心に居座る 恐怖心を ぬぐいさるために今

胸ぐらを 掴まれて 嘘のない感情はずっと
うつろ目な 弱い心 突き刺さったまま
本心という名の 強く純粋な答えが
迷わずに 生きていくための
この上のない 言葉

立ち止まる また歩き出す
気づけばいつも 開く距離
めまぐるしく 過ぎる景色は
関係のない世界のよう

夢見た 夢物語は
馬鹿にされ 切り捨ててきた
諦めることを 体が覚えてった
普通という目標はいつも
届きそうで 届かない
何よりも現実的な 理想そのものなんだろう

幼い頃 大人が言った 無限の可能性の中から
気づけば 限られた道の途中で
普通という 秒針を ただ追いかける僕が
振り返り 切り捨てたはずの
可能性を 探した

心に作った理想は 可哀想なくらいに
的を得た 答えで 崩せないよ
イメージの向こう側へ 本心を握りしめ
助走をつけて 踏み出す勇気を 今

幼い頃 感じていた 無限の可能性はきっと
普通とは真逆にあることを感じ取って
心を 震わす 嘘のない感情は

理想的な人生の目標が普通ではなく
ずっと否定してきた 夢物語だと 願ってるよ


3.黒猫

作詞:Raptor
作曲:赤髪

このまま 気付かないの?
それだって構わないと誓ったのに
その声 匂いが 近づいてくると
駆けだしている

同じことば話し 同じ星見ていた頃
隣にいればそれだけで
愛にあくびする 仔猫になれた気がした

通りすぎないで お願い ボクはここにいるよ
キミに出逢う その為に生まれたよ
願いの星が流れた宇宙(ソラ)で

遠くなってくキミの影 走って追いかける
届くように 声の限りに鳴くよ
どうか振り向いて欲しい この奇跡に

あの日のボクは見てた 森の中 何度も何度も
慟哭に揺れた背中
時は過ぎ キミはすべて忘れてしまった
ボクがいた世界なんて 記憶の彼方へ
そうボクだって願ってたけど

通りすぎないで お願い ボクはここにいるよ
キミに出逢う その為に生まれたよ
願いの星が流れた宇宙(ソラ)で

もう力尽きていいと 走って追いかけて
絡んだ足 涙などなく泣いた
壊れそうな影だけが 知る奇跡に


4.Loto -album version

赤髪【初音ミク】
作詞:赤髪
作曲:赤髪

動き出す 時計 息を切らして
落ちる 汗 また始まる世界の隅で
時を戻した少年
走り出す 鼓動 光を抜けて
未来を刻みはじめた 記憶辿りながら

壊れ 失う世界を知った僕は
届かなく 力なく消える声に
嘆き もがくその両手で手を伸ばした

崩れゆく 世界で 君が目を閉じる前に
見せた涙にただ誓った
こんな終わりが二度とこないように
世界を書き換えてでも 君と生きる未来へ

とり止めも なく 流れ落ちる
涙で霞む世界に 疲れ果てた
時をさまよう少年
壊れかけの時 変わることなく
無力で力なく消えて行く 届かぬ声

揺れる 光へ取り込まれる瞬間
写しだす未来設計図を 白紙へ戻した
あの日 誓った思いを突きつけた
静寂に描いた 新しい未来へ

壊れ行く 世界で 何度も何度も
君の死に目に僕は涙を流して
変わらない結末 また書き換えた未来
何度繰り返してでも 君の未来 取り戻す

ボロボロになってく体
背負い込んだ希望も絶望も
腕の中で亡くした命も 失くせない誓いも
ずっと探してきた 結末の分岐点
やっと答え 見つけた

目を閉じて 最後に 光を潜って
ここを過去と呼ぶために来たんだ
君が笑う世界を見つけた
時を歪め始めてた 自分を 消しさった未来へ

動き出す 景色 瓦礫は花になって
絵描いた未来地図 新たな世界線を敷いた
薄れ行く意識 消え始めた体
見慣れた君の泣き顔は
見たこともない顔で泣いていた